星の意味について
2003年は、イラク戦争が起こったり北朝鮮問題があったりと、
いろいろ不穏な動きが目立ちました。
その反面、多くの人々の間には癒しを求める気持ちが
大きくなっていたように思います。
平和への願望と、そうでない動きが二極化している、
まさにそんな印象を強く与える年でした。
それでは2004年はどうなっていくのでしょうか。
このまま二極化がさらに大きくなっていくのか…。
あるいは、どちらかの動きが勝っていくのか…。
できることなら、すべての人々の心の中に
ほんとうの平和への願いが大きくなっていくといいですね。
さて、今回はいままでとは少し趣向を変えて、
私が知っている占星術に関することを簡単に書いてみたいと思います。
私は仕事で占星術を行っています。
そのせいで、星が与える影響力というのが普通に考えている以上に
大きいと感じる機会は少なくありません。
知らない人も多いと思いますが、占星術でいまの運勢をみるときには、
その人の生まれた星の配置と、
現在の星の配置の角度がどうなっているかをみます。
それによって、その時々の運勢を判断するわけです。
数ある星の中で私たちに最も強い影響力を与えているは、
「太陽」と「木星」だと考えられています。
そして、これらの星が吉角に入ったときに、
私たちに祝福が与えられるとされているのです。
このように私たちに祝福を与えてくれると考えられている太陽と木星ですが、
厳密に言えば、それぞれが与える祝福の意味合いは少し異なります。
たとえば、太陽は、私たちがなにもしなくても吉角に入ったというだけで
いろんな意味での恩恵を与えてくれると考えられています。
ところが、木星のほうは 吉角に入ったというだけではだめで、
そのときに私たちが何らかの働きかけをしないと
それほどの恩恵を与えてくれることはないという具合です。
もちろん、木星のほうも吉角に入っているときは、なにもしなくても
気分がいい状態にはなりやすくなっていることは確かです。
ただ、それだけについ積極的に動くことをやめてのんびりしてしまい、
本来受けられるべき祝福を逃してしまう人も多いようです。
もともと木星の影響力は絶大で、ある意味、
太陽よりも大きいと考えられています。
木星の吉角のときに私たちが積極的に人生を切り開く努力をすれことができれば、
私たちは物理的にも精神的にも
大きく成長することができると考えられているのはそのためです。
面白いことに、これは逆に木星が凶角にあるときにも
同じように考えることができます。
たとえば、自分の環境が悪い方向に向かっていたとしたなら、
そのときに謙虚に自分自身を反省する機会を与えられたと考えることで、
悪い運勢を人間的に大きく成長させるチャンスにできるというわけです。
でも、努力する人が結果を得やすいということは、
占星術でなくても当たり前のことですけどね。
占星術というと、なにか自分の人生を運まかせで考えているような
イメージがあるかもしれません。
示された内容を信じる信じないは別にして、
たとえば人生の上でのタイミングを上手に見極める手段のひとつとして
占星術を活用してもらえたらいいなと私は思っています。
ところで、みなさんの2004年はどんな年になるのでしょうか。
星の配置が良かろうが悪かろうが、結果的に私たち自身を
大きく成長させることができる年にできたらいいですね。
◆自分がいまなにをすべきかがわかるアロマ
-サンダルウッド(白檀)-
名前:サンダルウッド(白檀)
学名:Santalum album
日本では「白檀」という名で呼ばれているサンダルウッドは、
インド、チベット、中国で、木彫りや寺院の装飾、お香として使われています。
この精油は甘くウッディなオリエンタル調の香りが特徴です。
サンダルウッドの香りは、なにかの想念が頭にとりついて
離れないときに役立ってくれるといわれています。
そんなことから、過去との結びつきを断つ力があ るとされています。
また、他人に対して攻撃的になったり、神経過敏になっているときにも
とくに有効で、緊張を緩和し、心を鎮静し、
平和的な気分にさせてくれる力があります。
そのために、ものごとを受け入れるのを助けてくれる作用が
あるとされているのでしょう。
インドでは、この香りの漂うところには邪悪な霊が踏み込めないと信じられ、
まわりを浄化するために焚かれているということです。
それはサンダルウッドの持つこのような作用が関係しているのかもしれませんね。
みなさんもサンダルウッドの力を借りることで、
いま自分がなにをしなければいけないかを見つけることができるといいですね。