++ 月について ++

月は地球の周りを約27.3日でひとめぐりしている小さな天体です。

地球からの距離は最も近いため、とても大きく見えます。

そのためその影響は即座に現れ、また大きく作用するといわれています。

昔から月の周期は、潮の干満や女性の生理、

出産などに影響しているといわれています。

月はそれほど人間の生活に直接的な深い関わりを持っているのです。

月は蟹座宮の主星であると同時に、感受性の強さを表すと考えられています。

そのため、他の天体の影響をもっとも受けやすい天体だといわれています。

月が12星座のどこにあるかによる影響は、

太陽のサインによる影響とは別の意味でその人の性格に作用します。

太陽が光に照らされた現実の世界を意味するなら、

月は内面に隠された意識の世界を象徴するのです。

また、月はその動きの早さと、日によって姿形を変化させていくことから、

移り気、感情の起伏が激しい、という意味合いがあります。

その他にも保護、旅行、転移、などの意味合いも持っています。

月がいい意味で働くときは、その人に直感力や

神秘的な力を与えてくれるでしょう。

しかし、悪い意味で働くと、意志の力が弱くなったり、

他の影響を受けやすく不安定な状態となってしまうでしょう。

月は多くの神話では太陽神の妻、もしくは妹という形で

登場することが多いようです。

ギリシャ神話では、月は月の女神セレネに象徴されたり、

狩猟の女神アルテミスに象徴されます。

神秘学では、月はアストラル体や幽体を司ると考えます。

アストラル体とは人間の潜在意識の世界で働く身体とされていることから、

月は深い意識の世界と密接な関わりがあるといわれています。

また、月は母性的原理を象徴することから、母親を暗示しますが、

母親から受け継ぐ気質や、幼児期の記憶は気質を作ることに関与します。

その他にも、プラ イベートな内面生活や、男性にとっては妻を象徴します。