太陽系の中心の太陽は、自ら光と熱を発する天体であり、
太陽系でもっとも大きく、もっとも強力な天体です。
占星術での太陽は、獅子座宮の主星で、生命の与え主であり、
人生の意義を意味します。
そのため太陽は、王や議員などの身分の高い人の象徴であったり、
本人の活力や健康を示したり、
仕事上の上司や社会を示したりもします。
また、女性にとっては夫を示す場合があります。
ただし、一家の大黒柱が妻の場合は、
太陽が象徴するのは夫ではなく妻ということになります。
太陽が12星座のどれに属しているかで、
その人の性格が外向的か内向的かをみたり、行動的か理知的かなど、
表れ方の違いなどを知ることもできるようです。
太陽がいい意味で働くときは、
その人に成功や名誉、威厳などを与えてくれます。
悪い意味で働くときは、頑固や尊大さとして表れてしまうでしょう。
多くの神話において太陽は、世界の王に相当する重要な位置を占め、
強い支配力を持っていました。
ギリシャ神話では、太陽神ヘリオスに象徴されたり、
音楽と予言の神アポロンに象徴されています。
バビロニア神話では、太陽神はシャマシュあるいはバッハ ルと呼ばれ、
暗黒の悪を追放し、正義を支配する神とされました。
エジプト神話では、太陽神は創造神のラーであり、
は太陽神ラーの息子であったのです。