喜びの扉

 

喜びの扉をあけてごらん
ほら
自分の力で
あなたは持っているんだよ
心の底に
ただ、ただ、喜びだけがあふれている
扉の向こうの世界

あなたは忘れてしまっているだけ

悲しんでいる自分も
苦しんでいる自分も
ほんとの自分なんかじゃないんだよ
ほんとの自分はね
悲しみも、苦しみも
歓喜で包みこんでしまっている

そしてね
喜びの扉の向こうの世界に
あふれている歓喜は
なにもなくても
幸せでいられるんだ

たましいってね
汚れがなくなると
そこに存在しているだけで
歓喜している自分になれるんだって

遠い、遠い、むかし
たましいが生まれたばかりの頃
わたしたちは
みんな歓喜に包まれていたんだって

でもね
なんども、なんども、生まれているうちに
そんなこと忘れちゃったみたい

心の、深い、深いところに
喜びの扉をしまいこんでしまったから
その扉を探して
その扉をあければ
わたしたちは、また、そのことを
少しずつ思い出せるんだ

喜びの扉をあけるとね
扉の向こうにしまってあった歓喜があふれて
わたしたちを包み込むんだよ
わたしたちのすべてを
歓喜で包みこんでしまうんだよ

ね、すごくステキなことでしょ
だから、がんばって喜びの扉をあけよう

 

2002.12.13