箱根山と雨の日

 

7月も、もう半ばに近づいてきているのに、
箱根はずっと雨が続いています。

また、箱根山は、先月末にごくごく小規模な噴火が起こり、
警戒レベルが2から3に引き上げられました。

ただ、住んでいる者の印象としては、
ごくごく小規模な噴火が起こったという当日は
確かに何事かが起こったのかと思われるような
ちょっと衝撃的な地面の揺れを感じたものの、
それ以降は、何事もなかったかのように静かに暮らしています。

もちろん、油断は大敵ですが、
大げさに騒ぎすぎるのも考えもの。
なるようにしかなりませんものね、こればっかりは。

そういえば、ごくごく小規模な噴火と思われるものが起こったという日の朝は、
ちょっと意味深な夢を見て目を覚ましました。

夢の中で見知らぬ人たちが、次々と私のところに来て、
「騒ぎは静まると言っていたんじゃなかったのか?
静まるどころか、騒ぎは大きくなったじゃないか。」
と、怒っているのです。
夢の中の私は、そんな風に言われながら、
「最近、バタバタしすぎていて瞑想をサボっていたからなぁ。
騒ぎが大きくなっても仕方がなかったかも。。。」
なんて考えていました。

目が覚めた直後は、何のことやらわからなかったのですが、
テレビをつけてみると、箱根山が噴火したと騒いでいます。

ああ、夢の中での話はこのことだったのかと思いながら、
「やっぱり、時間がなくても時間を作って瞑想しなくちゃ。」
なんて、深く反省をしたのでした。

すべては心が作り出した幻影。
幻影なんて言うと、ちょっとピンと来ないかもしれませんが、
私たちの住むこの世界は、
すべてが私たちの心が作り出したものと言えます。
天候等の自然現象なども例外ではありません。

そこに住む私たちの心が波立てば
その心の現れとして、私たちを取り巻く現象も波立ってきます。

普通の生活の中で、何が起ころうとも心を静めていくためには
やはり、日頃からの瞑想は欠かせないと、つくづく感じたのでした。

 

 


こちらの写真は、自宅前のアプローチです。

父が他界して、年老いた母と身体障害者の弟が残されてしまい、
二人は、うちのすぐ近所で生活することになりました。

一緒の世帯で暮らすかどうか、みんなで話し合った結果、
弟の希望によって、近所ではあっても
別世帯を持つこととなりました。

でも、やっぱり近所であるので、いつでもうちにも遊びに来られるように、
これまでは、玄関に入るまでのアプローチにあった飛び石を
スロープに直しました。
結果、健常者の私も歩きやすくなりました。(笑)

今年は、箱根に来たばかりの時に植えた紫陽花も
ようやく見事に花を咲かせ、
新たにできたスロープを彩ってくれているようです。

それにしても、こう雨が続くと、お日様が恋しいです。(笑)