変容のとき

 

本当に久しぶりのブログになってしまいました。
このブログから遠ざかっていた間、本当にいろんなことが起こりました。

まず、11月の始め頃、愛ネコのミラムちゃんが
ネコの肉体を捨て、転生していきました。

そして、それに続くように、11月の終わり頃、
高齢の母が、やはり、今生の肉体から意識が離れ、転生していきました。

じつは、ミラムちゃんのひとつ前の生は、
私が若いときに飼っていたネコではないかと、ずっと思っていました。

ネコは、わんちゃんと違って、それぞれの個性が
とてもよく表に出るんですが、そんなミラムちゃんは
前に飼っていたネコと、性格が本当によく似ていたんです。

しかし、最初に飼っていたネコちゃんは、私が若かったこともあって
諸々の状況の変化で、最後まで飼うことができず、
途中で、実家に預けることになってしまいました。

とはいっても、実家では、それから10年以上を過ごし、
とくに母が、大変可愛がってくれていたのです。

その間、私は何度か実家を訪れたことがあったのですが、
そのたびに、そのネコちゃんは、私のことを忘れずにいてくれていて、
久しぶりに会えたことを、とても喜んでくれていました。

そんなネコちゃんも、私が飼っていたときと合わせると
生まれてから20年近くの年月が経ったと思われる頃に、
そのときの肉体を離れていきました。

そして、バルドーという、前の生と次の生の中間状態の時期を終え、
ネコが胎児として子宮に入っているのがだいたい2ヶ月くらいなのですが、
それらを計算してみると、前に飼っていたネコちゃんが
再びネコとして転生したとしていたら、
ミラムちゃんが生まれた時期と、ピッタリと合うのでした。

もちろん、そんなことを計算して、ミラムちゃんを探して、
一緒に生活することを決めたわけではありません。

ミラムちゃんと一緒にいるうちに、前に飼っていたネコちゃんと
とても似ていることに気づいたので、計算してみたら、
時期がちょうど合うなと、考えるようになったというわけです。

そして、そんな思いを裏付けるかのようなシンクロもあったのです。

それは、ミラムちゃんがネコの肉体から去って行ったときが、
前に飼っていたネコちゃんと母が一緒に過ごした実家のあった土地の買い手が決まったため、
更地にするために、その家の取り壊しを行っていた最中のことだったのです。

それは、まるで、ミラムちゃんをネコとしてつなぎ止めていたものが無くなったが故に
ミラムちゃんが、ネコの肉体を離れたのかと思えるようなタイミングでした。

そうして、そんなミラムちゃんの後に続くかのように、
その数週間後に、母の意識もまた、肉体を離れていったのでした。

ミラムちゃんが亡くなってから、
そのことをずっと気にかけていた母だったので、
このタイミングもまた、単なる偶然には思えないものでした。

そして、それは、家が無くなったと同時に、いくつかの歴史が
終わりを告げたという印象でした。

今年一年は、ずっとそんな年だったと思います。

新しい始まりのための、古い縁(えにし)が終わりを告げる。

そんな中で、いろんな気づきもあったので、
そんなことを、気が向いたら、また続編という形で、
ここで書いていけたらと思っています。